2、3年生を対象に思春期講演会を行いました。「自分の命を大切にして生きるために~君は愛されるために生まれた~」という演題で霞ヶ浦済生会病院の陳先生にご講演をいただきました。思春期の心と体、命の誕生の奇跡と大切さ、男女の性差、性感染症、生きるとは等々多岐にわたってお話しをいただきました。陳先生は、産婦人科部長ということもあって、胎児の成長に関する貴重な資料を交えながら提示しながらしてくださいました。命の誕生に立ち会った経験をもとにした話には説得力があり、生徒たちは真剣な様子で先生の説明に聞き入っている様子でした。
2年生の理科「生物のからだのつくりとはたらき」の単元で肺のつくりについて学習しました。「細胞がエネルギーを取り出すときに必要な酸素は、どのように取り入れられるのだろうか」という課題で学習し、肺のモデルを使って横隔膜の役割について考えたりや肺胞のつくりを図で表したりした後、実際に豚の肺を観察しました。肺の観察と肺胞に空気を入れる実験は、校長先生が授業をしてくださいました。実物の肺を見るのは初めてなこともあり、はじめはやや抵抗感を示す生徒もいましたが、いざ観察や実験が始まると食い入るように見つめていました。実際に肺を触った生徒からは、「ふわふわしている」とか、気管を触っては「意外に堅くてしっかりしている。軟骨みたい。」などのつぶやきも聞こえました。切った肺の気管支の穴から肺に空気を入れて、肺が膨らんだときには歓声が上がりました。やはり本物に触れる体験に勝るものはないと生徒の反応を見て感じました。