会長挨拶



会長 溝口 輝明

かつて、私たちの鹿嶋はといえば、私の知るところでは、異名がありました。その一つに”陸の孤島”や”日本のチベット”など人の交流は地域住民に限られ、外からの情報は僅かでしかありませんでした。ところが、鹿嶋が、昭和40年代に入って、日本の有数の技術を、駆使し完成した港を中心に、”人”、”物”、”情報”が怒涛のごとくやってきました。

 歴代の会長様方は、それを受け止め、国際的な交流を私たちの地に根付かせるために、多大なご苦労があったことと推察いたします。私的なことになりますが、「日本を離れ、世界的な立場で観ることは大切だよ」とある友より言われておりましたが、一歩外に出てみると、自身の不甲斐なさを痛切に感じます。外国語が出来ない、隣国の人とのコミュニケーションに欠け自己表現力が不足しているなど、国を離れ、しみじみと、国際交流の大切さに、気付かされる次第です。

その様な観点からすると、この協会の存在感は、県下でも、唯一のものと信じます。諸先輩や皆様方の築き上げられました宝を汚さない様、皆様方とともに、協会発展の為に進めて参りたいと存じますので、ご指導、ご協力を大いに賜りますことを謹んで、お願い申し上げます。