ICTの授業への活用は,各先生が工夫して行っています。
主な活用例としては・・・

【国語】

・教科書の場面絵をスキャンして投影し,音読発表会で,雰囲気を盛り上げる。
・ワークシートを投影して,話し合い等に活用する。
・小テスト問題を投影し,答え合わせに活用する。
・6年生「ニュース番組をつくろう」では,ニュース番組を児童たちの自主性を育
てながら取り組ませ,工夫したニュース番組を製作し,全校児童に見せる。
【社会】
・教科書付属のCD-ROMを活用して,図や表,グラフを投影し,話し合い活動を
活発にする。
・インターネット上の情報を収集し,調べ学習に生かす。
・インターネット上で,実際に行くことができない工場等をバーチャル見学する。
【算数】
・教科書付属のCD-ROM内のワークシートの数直線や図,表を投影し,話し合
い等に生かす。
・教科書付属のCD-ROM内のソフトウェアを活用して,「しきつめ」の学習を行う。
自作のワークシートを投影し,授業で活用する。
【理科】
・教科書付属のCD-ROM内の画像や動画を活用し,実験後の確認やまとめの授
業に活用する。
・実験の様子をビデオ撮影して,実験後の振り返りに活用する。
・インターネット上の動画を活用して,実験方法の確認や実験の振り返り等に活用
する。
・雲の動きや月の動き等,天候に左右されやすい観察を,インターネット上の画像や
動画を活用して授業を進める。
・実際に見学することが困難な火山や地震の活動等について,インターネット上から
情報を収集してまとめる。
・ 自作のワークシートを投影し,授業で活用する。
【音楽】
・教科書付属のソフトウェアを活用して,リコーダーや和音の学習等に生かす。
【図工】
・インターネット上の見本となる作品を投影し,学習意欲を喚起する。
【家庭】
・裁縫の仕方やミシンの操作手順等をビデオ撮影しておき,繰り返して見られるように
しておき,授業を円滑に進める。
・教科書付属のCD-ROM内の画像を投影し,話し合い活動を活発にする。
【保健・体育】
・跳び箱や鉄棒等,インターネット上の動画を見本として参考にしたり見本となる児童の
動きをビデオ撮影して見せて,動きのイメージをつまませる。
・表現活動等,ビデオ撮影して,振り返ったり評価するときに役立てる。
・保健の学習において,インターネット上の情報を収集してまとめ,理解を深める。
【外国語活動】
・イラストを投影し,イメージを膨らませながら発音練習をしたり,クイズ問題を投影しなが
らゲームを行う等,児童の意欲を喚起する。
【道徳】
・偉人たちの資料を扱うとき,その人物の経歴や作品,動画をインターネット上から検索し
て投影し,その人物のイメージをふくらませる。(棟方志功やペレ等)
・場面絵を投影し,イメージをふくらませ,話し合い活動を活発にする。
・校内ネットワークを活用し,情報モラルの大切さを実感させる。
【総合的な学習の時間】
・インターネット上の情報を収集・選択・整理して,調べたいことに迫る。
・ソフトウェアを活用して,調べたことをまとめて,発表する活動を行う。
【特別活動】
・各種行事の様子を写真や動画で記録し,振り返りの活動に生かす。

 上記以外にも,様々な活用事例があり,各先生が自己研修をしています。

 ICTの活用する上でのメリット(教材研究や授業内の活動が効率的・繰り返して活用しや
すい・体験が困難なことがバーチャル体験できる・画像が見やすい・動画が簡単に見るこ
とができる等)とデメリット(複数のものを投影すると画像が変化して残らない・効率化しすぎ
ると書く活動等がおろそかになる・体験活動が希薄になる等)をよく見極める必要がある。
指導内容をよく吟味して,児童の学力向上にICTの活用は有効かどうかを見極めて,闇雲
にICTを活用しないようにしていくようにする。