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 ありの体のつくりから昆虫の体のつくりを学ばせる
3年「こん虫をしらべよう」(1時間)


実践・作成者:桑原 和彦 (TOSS茨城NEVER

 「チョウを育てよう」の単元で調べたチョウの体のつくりと比較させながら,昆虫の体の共通点を見つける。「昆虫を調べよう」の単元導入の1時間である。ありを題材に子どもたちは熱中した。

 

ありの体をノートに絵で書きなさい。

子どもたちは,これまでの生活経験から「あり」を目にしたことは,ほとんどの子があるはずだ。だから,この指示でも子どもたちは絵に表すことができる。しかし,絵を描きながら,次のようなつぶやきが子どもたちから聞こえてきた。「あれ?からだっていくつだろう。」「足って何本?」「足はどこについてるの?」「角みたいなモノあったかな?」思考の場面となる。そのノートを教師に見せに来させる。いくつかの種類に教師が分類して,黒板に板書させた。7種類挙げられた。

7種類の絵の違いを発表します。

その7種類の違いを子どもたちに発表させた。何が違うのかより明確にするためである。その後,自分のノートに書いた予想図に近い絵に,ネームプレートを貼らせた。

  

 子どもたちは,興奮気味である。いつもは物静かな子も,「絶対,これだよ!」と口をとがらせている姿が印象的であった。そのうち,子どもたちから「本物が見たい」「本物で確かめよう」と声が挙がる。

今から,本物のありを捕まえてきなさい。

 「やったー!」と子どもたちの歓声。一人一人に集める瓶を手渡す。レンズの部分があるので,観察しやすい。これも子どもたちの興味を増した。

 グランドに出ると,いるわいるわ,ありたちがたくさん見つかった。子どもたちは,大きいありを探して走り回っていた。

捕まえてきたありをノートに絵で書きなさい。

教室にもどった子どもたちからどんどん描かせた。描くことにより,より確かな観察となる。悩んでいる子には,体はいくつから出きているの?足は何本?と1つだけに絞って発問し,その答えをノートに描かせていくように指導した。自分の予想図に一喜一憂する子どもたち。自然に対する興味・関心が高まっている教室の雰囲気であった。観察図を教師に見せに来させて,評価をする。そして,板書された予想図を使って,本当のありの体のつくりを皆で確認し覚えた。

「チョウと同じなんだね」とつぶやく子ども。

次の時間は,「他の昆虫の体のつくりもありやチョウと同じかな?調べてみたい人?」と聞くと全員手が挙がった。

 予想→発表→野外観察→観察という組み立てが「日常生活との関連を重視し,実感を伴った理解を図る工夫」につながった。